【2017/4/14 適用】ネパールの交通法改正 ツッコミどころ満載の新ルールとは?




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べじもも

好きなものは人、言語、お酒! 念願のアジア暮らしをネパールでスタートし、予想外のできごと&ツッコミどころ満載のネパールの虜になる。 目に見えないものや心の豊かさを大切にして生きるネパール人の在り方に魅了され、日々たくさんの気づきや学びを受け取りながら、楽しい毎日を送っています♪

ナマステ!

ネパールの交通法改正!というニュースが飛び込んできました。
日本人の我々からすると、「えッ?」と、目と耳を疑う内容だったのでご紹介します。

カトマンズの道路事情

カトマンズの道路は

①車両・パイクの数に対し、道が狭い・少ない⇒すぐ渋滞する
②未舗装道路は土埃がものすごい
③舗装されている道路は、水はけが悪い
④個々人が交通マナーを守っていない

このような特徴が挙げられます。

最近では、至るところで道路工事が盛んに行われているのが見受けられます。
環状線であり交通量が多いリングロードの拡張、未舗装道路の舗装、などなど。
我が家の近くも、この間まで土埃がひどかった未舗装道路がいつの間にか綺麗に舗装され、快適なことこの上ない!!
(でも何よりまずリングロードを何とかしないと・・・)

舗装されている道路にも、水はけが悪いという問題が。
雨期にはこんなことになってしまいます・・・

まもなく適用の、交通新ルールとは

先日、在ネパール日本大使館より送られてきたメールの引用です。

2017年4月14日から、交通ルールが改正され、カトマンズ盆地内で車両運転時(2輪、3輪、4輪)は、緊急事態以外では警告音(クラクション)の使用が禁止されます。
このルールに違反すると、1回目の違反には500ネパールルピー、2回目の違反には1000ネパールルピー、3回目の違反には1500ネパールルピーの反則金となりますので、車両運転時はお気を付けください。

日本ではクラクションを鳴らすことはよっぽどのことがあったときだと思いますが、
ネパールではバスの乗降場で前の車両が邪魔なときや渋滞で前が詰まっているとき、前の車両を追い越すとき等にガンガン鳴らします。(一回だけでなく、数回続けて鳴らす)
長距離トラックなんかは特に、クラクションを鳴らしている気がします。

うるさいのはうるさいですが、そもそも全体的に交通マナーが悪いため、逆にクラクションを鳴らして周囲に存在を知らせるのは安全面では効果的かも、なんて思っていました。

ネパールのオンライン新聞でも、記事になっています。
記事を見ると、大使館からのメールにはなかった情報もあります。

・カトマンドゥでクラクションの使用が禁止になる
・緊急時以外にクラクションを鳴らすと、最大5000ルピーの罰金が科せられる
・救急車や消防車、霊柩車などは除外
①事故になりそうなとき ②前方が見えないカーブを曲がるとき はクラクションを鳴らすことができる
・このルールを守れば、カトマンドゥの騒音が解決する!

カトマンドゥの騒音も、もはや日常として受け入れていたので、そんなに気にしてなかったけれど・・・
ネパール人は「カトマンドゥはうるさいから、このルールはいいですね」と言っている人が多いですね。

とはいえ、この新交通ルール、日本人からするとツッコミどころ満載じゃありませんか!?

ツッコミ① 「緊急事態・緊急事態以外」の基準は!?

明確な線引きできないですよね・・・

図太いネパリドライバーのことだから、交通警察に罰金を求められても「衝突寸前だった」と言って、緊急事態であったことを主張するのが目に見える。。

ツッコミ② どうやってクラクションの回数を数えるの!?

特に公共交通機関(バンやバス)のネパリドライバーは、複数回連続でクラクションを鳴らします。(ピロリロピロリロ、とか、ババッバッバッバーとか)

正直言って、毎回正確に数えるの不可能じゃ・・・
(それで上限5000ルピー・・・?)

ツッコミ③ 交通警察がいない場所は!?

信号が機能していないネパールでは、交差点や主要道路には交通警察が立って交通整理しています。

彼らがいる場所では罰金を求めるのは想像できますが、
交通警察がいないところは・・・?

まとめ

上記のようにツッコミどころは多々ありますが、そんなところもネパールらしいですね。

・4月14日からは、緊急時以外のクラクションの使用が禁止
・反則すると、1回500ルピーの罰金(上限5000ルピー)

となりますので、運転される方はくれぐれもご注意ください!

ちなみにネパリの友人は昨日、バイクで家に帰る途中、見知らぬおじさんに

「好きなだけクラクションを鳴らすんだよ!あと数日でできなくなるからね!」

と言われたそうです・・・。
なんだか、たくましい・・・!!!

このルールが適用されて、カトマンドゥ市内がどの程度変わるのか見ものですね!

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べじもも

好きなものは人、言語、お酒! 念願のアジア暮らしをネパールでスタートし、予想外のできごと&ツッコミどころ満載のネパールの虜になる。 目に見えないものや心の豊かさを大切にして生きるネパール人の在り方に魅了され、日々たくさんの気づきや学びを受け取りながら、楽しい毎日を送っています♪

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