なお(編集長)
アジアの政治を勉強している大学5年生。
1度ネパールに訪れて以来、ネパールにどハマり中。
10ヶ月のフィンランドに留学後、ネパールで10ヶ月間インターンとして活動していた。
現地の人と話したい一心で、ネパール語を勉強している。
ブログやってます!
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モイ、ナマステ、こんにちは!
フィンランドからネパールにやってきたなおです。
インターネットで「ネパール」と画像検索すると、必ずと言ってもよいほどヒットする“あるもの”。
みなさんも一度は見たことがあるでしょうか??
そう、この旗!!
すっごいカラフルだし、お祭りみたい!
運動会の時の万国旗みたいにも見えるなあ・・・
ただの飾りなんだろうか?
なんでお寺につけてあるのだろう・・・?
しかも、めっちゃ数多くない?
“これって一体何なの?”
今回はこのカラフルな5色の旗の謎を
みなさんと一緒に解き明かしていきたいと思います!
ネパールの宗教って何?
お寺につけてあるということは、何か宗教に関係するものなのでしょうか?
まずはネパールの宗教について知っていきましょう。
実はネパールにはたくさん宗教が存在します。
以前はヒンドゥー教を国教としていましたが、現在はヒンドゥー教、仏教、イスラム教、土着信仰など様々な宗教が信じられています。
ネパール=ヒンドゥー教というイメージがありましたが、いろいろな宗教が認められていました!
さすが多民族国家ネパールですね。
その中でも主な宗教はこちら。
・チベット仏教
・ネワール仏教
はじめに紹介したのは、ボダナートというカトマンズにあるチベット仏教の巨大仏塔(ストゥーパ)です。
高さ約36mのネパール最大のもので、世界のチベット仏教の中心地とされています。
ボダナート
もういちどボダナートの写真をどうぞ。
やはり、無数の旗が…!
あの旗は何やらチベット仏教に関係があるみたいですね。
旗の名前は「タルチョ」!その意味は?
この旗は結局何なのでしょうか?
調べてみると、
この旗の名前は「タルチョ」というそうです。
よくみると旗に何かが書いてある…文字?絵?
拡大してみると・・・
タルチョには、経典や仏像、風の馬などが描かれているものが多いようです。
旗が風にはためき、描かれている仏法や願い事が世界に広がっていくことを祈念するためのものです。
また、風にはためくとそのお経を読むのと同じ功徳があるとされています。
では、5色の意味は何なのでしょうか?
実は、5色の順番が全て同じであることにみなさんお気づきでしょうか。
タルチョの色は、白→赤→緑→黄→青というように順番が決まっていて、
5色それぞれに意味があります。
赤—火
緑—風
黄—地
青—水
といったように、わたしたちが生きている世界を構成する重要な5つのものを表しているのです。
タルチョはカラフルなただの飾りではなく、チベットの人々が大切にしているブッダの教えが風に乗って遠くまで届きますように。
そんな人々の思いや願いがこめられた旗であることがわかりました。
タルチョは日常に溶け込んでいる!
さて、ここまで「タルチョ」について紹介してきたわけですが、実際にどこで見ることができるのでしょうか?
タルチョは、寺院はもちろんチベット族の家の屋根や橋のたもとなどあらゆるところで祀られています。
チベット族にとって、最も身近でごく日常的な祭祀用品なのです。
つまり、
チベット民族が住んでいるところにいけほぼ必ずみることできる!!
ということです(笑)
ネパールでは、最初に出てきたボダナート周辺では確実に観ることができますよ。
ただ意外と街中を普通に歩いていても見かけます。
国外だとチベットはもちもん、インドやブータンでもみることができるみたいですよ。
ぜひ、カメラ片手に、人々の願い・ブッダの教えを肌で感じに行ってみてください!
ネパールの文化をもっと知りたい!皆さんも調べてみるといいですよ!
今回は、「タルチョ」について紹介しました。
・タルチョには、仏像、馬、経典や人々の願いが描かれている
・ネパールではボダナート周辺でみることができる!
今回調べてみて、知らないことがたくさんありました。
もっとネパールのことを色々な側面から知っていきたいと思います。
なお(編集長)
アジアの政治を勉強している大学5年生。
1度ネパールに訪れて以来、ネパールにどハマり中。
10ヶ月のフィンランドに留学後、ネパールで10ヶ月間インターンとして活動していた。
現地の人と話したい一心で、ネパール語を勉強している。
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