誕生日はプレゼントを「あげる」日?日本と180度違う、ネパールの誕生日文化とは!




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べじもも

べじもも

好きなものは人、言語、お酒!念願のアジア暮らしをネパールでスタート。 目標はネパール人に間違われるくらい、ネパール語ペラペラになること! 予想外のできごと&ツッコミどころ満載のネパールで、楽しい毎日を送っている。

ナマステ!

突然ですが皆さん、最近は誕生日が来るのを楽しみにしていますか?

子供の頃は毎年楽しみにしていた誕生日も、歳を取るにつれ、毎年来るただの一日になってないでしょうか?

20代の半ばを過ぎた私も、少しずつ子供の頃は楽しみにしていた誕生日に、ワクワクしなくなっていました。
そんな時に、ネパールで誕生日を迎えました。

今日はネパールの「誕生日」にスポットをあててご紹介します!

とある、ネパール人の友達の誕生日

私が最初に、ネパール人の誕生日の過ごし方を知ったのはたしか、友達の誕生日でした。
彼女をIちゃんとします。

 

ネパールの一般的なオフィスには、スタッフや来客にチヤ(紅茶)を出す、お茶汲みのダイ(男の人)やディディ(女の人)がいます。
彼らは毎日、各自お弁当を作って持ってきて、好きな時間に食べています。

 

前述したIちゃんの誕生日。

ダイやディディが珍しく、お店からテイクアウトした軽食(カジャ)を食べていました。

お茶汲みのダイ・ディディ以外にも、5~6名のスタッフが一緒に食べていました。

 

 

私 「みんながカジャ食べているの、珍しいね」

Iちゃん 「今日は私の誕生日だから、ダイとディディたちにカジャをおごったのよ」

 

 

ふーん?
・・・おごった?

 

 

そのあと

私たちは外にモモ(ネパール風餃子)を食べに行くわよ!新しいお店ができたの。
あなたも行くよね?

そう言って、Iちゃんはオフィスの仲が良い子10人を連れて、モモ屋さんに行きました。

 

いくら150~300ルピー(約150~300円)のモモといっても、10人で食べるとなると金額もそれなりにします。

でもIちゃんはモモだけじゃなく、そのほかの料理もいろいろ頼み、我々はお腹いっぱいに・・・

 

勝手が分からない私は、招待されたほかの子がどうしているか、周りを見渡してみました。

みんな遠慮することなく、出てきたものを瞬時に(!)ガッツリ食べている・・・

 

最後は、私たちが用意したケーキを出して、「ハッピーバースデー」を合唱してお開きに。

支払いはもちろん、Iちゃん

 

え??

誕生日のIちゃんがお金払うの?

と思いました。

バースデーガール(ボーイ)が周りの人に食事をおごる

Iちゃんは自分の誕生日に、仲良しの人を食事に連れ出し、ダイやディディたちに軽食を注文して振る舞っていました。

確かにIちゃんが振る舞ってくれた食事は豪華でしたが、誕生日に食事を振る舞うのは彼女だけではないのです。

 

Dくんも同じように誕生日にはモモを食べに連れ出してくれ、それだけでなくオフィスのスタッフ全員にネパールのお菓子ミタイを配り、

Mマダムはサーティーワンのアイスクリームをおごってくれ、

Kさんも息子さんが生まれたときに、オフィスのスタッフ全員にカップケーキとミタイを配っていました。

 

そう、誕生日だけでなく、
自分の「お祝いごと」があるときには、周りの人に食事やお菓子を振る舞うのです。

 

Iちゃんは誕生日だけでなく、結婚記念日にも私に食事とアイスをおごってくれました!

Iちゃんの誕生日に行った新しいモモ屋さん これは「オープンモモ」という、このモモ屋さんで一番おいしいモモ!

Kさんが振る舞ってくれたカップケーキとミタイ 見た目は可愛らしいが、死ぬほど甘い・・・

 

ここに載せたのは少し豪華なバージョンで、例えばオフィスのような人数が多い場所では、「チョコレートなど大袋のお菓子を全員に配る」人が多いです。

ネパール式「誕生日の過ごし方」を実践!

上記に挙げたように、誕生日に周りの人に何かを振る舞うのはもちろんネパール人全員ではありません

人にも、家庭にも、年代にもよります。

 

でも私はいつも周りのネパール人たちに何かをもらったり、おごってもらったりしていたので、感謝の気持ちを伝えるつもりで、自分の誕生日にネパール式を実践してみることにしました。

 

Iちゃんがしてくれたような「モモをおごる」もいいけれど、オフィスのスタッフや感謝を伝えたい全員にできることがいいなあ・・・と思案することしばらく。

チョコレートを配る

をやってみることに!

 

しかし・・・

 

ネパールって、安くておいしいチョコレートがないんです。

安いのはまずくて、おいしいのは高い。

日本で買えるチョコレートのほうが、よっぽど安くておいしいです。

 

おいしい!と配って喜んでもらえるチョコレートだと、1つ200~300ルピーはしてしまいます。

日本とほぼ同じですよね。

だからこそおいしいチョコレートを配りたいけれど、1つ200~300ルピーはネパールの生活水準を考えるとコスパが悪すぎる・・・

スーパーでいろいろ探しましたが、チョコレートは断念しました。

 

 

代替案として浮かんだのが、ラプシーキャンディ

ネパール語ではラプシーティトーラといいます。

このキャンディならば、ネパールのものだからネパール人は皆大好きだし、お財布的にも50個くらいなら買える!

 

ということで、ラプシーキャンディを50個買いました。

オフィスの人だけでなく、お世話になっている人に配るつもりでいたのですが、ラプシーキャンディを買ったら不思議な気持ちになりました。

 

誕生日がすご~く楽しみになったのです。

 

これあげたら、あの人はどう思うかな?
普段クールなあの人も、喜んでくれるかな?

と、無意識に考えてニヤニヤしていました。

これは、今までの誕生日にはなかった感覚でした。

 

 

実は私、誕生日が苦手なんです・・・。

 

プレゼントを用意してもらったり、気を遣わせるのが悪いな~と思ってしまうんです。

何よりリアクションが薄い傾向にあるので、プレゼントをもらっても、何とも味気ない表情で味気ないコメントしかできない・・・

サプライズも先に気が付いてしまって、周りを興ざめさせます(汗)
だから「テンション上げてリアクションしなきゃ!」と自分を無理に追い込むので、いつも疲れます。

 

けれどもネパール式だと、「してもらう」じゃなくて「自分がする」なので、とっても気が楽。

それに、誕生日のお祝いを「してもらった」時よりも、「自分がする」方がワクワクするし、なんだか幸せな気持ちになれます。

子どものときは「してもらう」がとても嬉しかったけれど、大人になると、「自分が相手に何ができるか」を考える方が幸せなのかもしれません。

 

誕生日 in ネパール 当日

誕生日当日-

 

出入りしているオフィスに、ちょっとドキドキしながら行きました。
大量のラプシーキャンディを持って・・・

 

頃合いを見計らって、いろいろな人に配りに行きました。

 

 

私    「今日私の誕生日なの。これ、あげる!」

ネパール人「そうなんだ!おめでとう。キャンディありがとう!」(ソッコーでむしゃむしゃ食べ始める)

 

 

自分の誕生日を自己申告したのは、人生で初めてです・・・笑

 

でも、とても軽い気持ち。
相手の反応も、いい意味で軽いです!

 

少しでも関わりがある人には配りたい、と思っていたので、普段はあいさつ程度しか話さない子にも渡しました。
すると、

 

 

私    「今日私の誕生日なの。これ、あげる!」

ネパール人「え!?私ももらっていいの!!??ありがとう!!!!!!!!」

 

 

と大興奮してくれました。

 

一日中キャンディを配りまくって、まるで気分はサンタクロース(笑)

 

でも、その日はとっても幸せでした。
今までの誕生日でもベスト3に間違いなく入るくらい、幸せでした。

 

御礼になったかは分かりませんが、普段してもらっている分の御礼に少しはなったかな、と思えたのが大きかったです。
やっぱり自分が人のために何かできることが、一番幸せなことなのかもしれないですね。

 

そして改めて思ったのは、ネパール人は「与える上手」でもあるけれど「受け取り上手」でもあるということ。
私があげようとするものもを、すんなり、軽く受け取ってくれました。

 

お~ありがとう!おめでとさん!

って感じに。

 

だから私も、深いことを考えずにあげることができました。

まとめ

今回はネパールの誕生日事情をご紹介しました。

 

ネパール人が全員、このように誕生日を過ごしているわけではありませんが、日本人が自分の誕生日にお菓子を配ったり食事をおごったりしても、嫌がるネパール人はいないと思います。

きっと「お~ありがとう!おめでとさん!」と受け取って、祝ってくれます。

 

ネパール滞在が自分の誕生日とかぶる方は、ぜひ「自分が周りの人に何かをする誕生日」を過ごしてみてください。
日本で過ごす誕生日とは違った、新しい発見があること間違いなしですよ!

 

ちなみに・・・
私はラプシーキャンディを配りましたが、Iちゃんには

 

誕生日にラプシーキャンディを配る人、初めて見たわ

と言われました。

やっぱりお菓子ならチョコレート(や飴)が主流みたいです。
でも「おいしい、おいしい」と皆むしゃむしゃ食べていたので、結局あげるものは何でもいいと個人的には思います!

 

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