なお(編集長)
アジアの政治を勉強している大学5年生。
1度ネパールに訪れて以来、ネパールにどハマり中。
10ヶ月のフィンランドに留学後、ネパールで10ヶ月間インターンとして活動していた。
現地の人と話したい一心で、ネパール語を勉強している。
ブログやってます!
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モイ、ナマステ、こんにちは!
フィンランドからネパールにやってきたなおです。
耳が慣れて来たのか、
ネパール語が少しずつわかるようになってきた今日この頃です。
言語の違いもさることながら、
海外と日本では大きく違うものがありますよね。
そう、
“食”
です。
旅行の目的が「食べもの!!」という人も多いですよね。
食べることは、私たちにとって楽しみの1つでもありますし、生活に直結するものでもあります。
今回は、日本にいるネパール人と仲良くなりたい人、ネパールに旅行に来たい人にぜひ知っておいてほしい、ネパールの宗教と食文化のお話です。
ヒンドゥー教では牛は神様!牛肉を食べるのはネパール人にとってタブー
宗教や食習慣によって食べてはいけないものを持つ人もいます。
とくに、牛肉や豚肉などの“肉”に関しては、宗教によって扱い方が大きく異なるのは、みなさんご存知だと思います。
ネパールではどうなのでしょうか?
ネパールでは、国民の約81 %がヒンドゥー教徒です。(外務省HPより)
ヒンドゥー教では、
雌牛は、クリシュナ神の従者
と考えられており、牛は神聖なものとして信仰の対象となっています。
また、牛は農耕や運搬に使われるため農業がさかんなネパールにとって欠かせないものです!
農家が多い田舎の村ではたいていの家庭が牛を飼育しています。
だからネパールでは、牛は大切に扱われているんです。神様のような存在です。
牛はネパール語で「ガイ」と呼ばれ、お祭りにもたびたび登場します。
秋のお祭り「ティハール」でも牛にお祈りする日がありますし、
夏には「ガイ・ジャトラ」という日本のお盆のようなお祭りもあります。
牛は、亡くなった人を天国に導いてくれると信じられているそうです。
このように神様扱いをされている牛ですが、カトマンズでは野良犬ならぬ野良牛?に出会うことができます。
道の真ん中にどーーんと座っていたり、道端の草をむしゃむしゃ食べていたりするのです!
車道だろうがお構いなしです。
たとえ牛が道路をふさいでいたとしても、無理やり動かすようなことはしません。
バイクや車も避けて通らなければなりません。
その結果、大渋滞発生!なんてことも。
(ネパールは普段から渋滞は日常茶飯事ですが…笑)
ネパールではどんな肉を食べるの?ヒンドゥー教徒でも食べられる「牛」がいる!?
ヒンドゥー教徒にとって、牛は神聖なものであり牛肉は食べないというお話をしました。
もちろんヒンドゥー教以外の宗教を信仰している人もいるので100%食べない、というわけではありませんが、「牛肉」を食べることはほとんどありません。
しかし、ヒンドゥー教徒でも食べられる牛が存在するのです!
牛は牛でも、「水牛」!英語で言うと、「バッファロー」ですね。
「水牛」はヒンドゥー教で言う「牛」とは明確に区分されていて、食用にも多く使われているのです。
ネパールのレストランでは、“Buff ”とメニューで書いてありますね。
聞きなれない名前ですね。
ちなみに、水牛は魔神の乗り物だと考えられているとか。
でも、牛と水牛の扱いには大きな違いがあるようです。
一方は神様的な扱いなのに、一方は普通に食べられてしまう。
ネパールの牛社会も格差社会のようで大変ですね。。
ちなみに、食べていい方の牛であるバフ肉を使ったモモを、私も食べてみました。
少し硬めでくせがあるかなと思いますが、味は牛肉に近い感じです。
1回は試してみる価値あるかも!
多くのレストランに、バフモモやバフトゥクパなどが置いてあります。
ちなみに、ネパールでよく食べられている肉はヤギ、鶏肉、バフです。
日本ではなじみのない肉が食べられているんですね。
せっかくネパール料理を食べるなら、普段日本では食べない肉に挑戦してみてもいいかもしれません!
ネパール人に贈るお土産選びや食事の話題には注意しよう!
外国人と友達になったら、日本のものをプレゼントしてあげたくなりますよね。
わたしもネパールに来るとき、どんなお土産を持って来るか相当悩みました…
ネパール人へのプレゼント選びで気をつけることは、やっぱり宗教です。
ネパール人は牛肉を食べないという人がほとんどです。
だから、牛肉の成分が入った物は避けることをおすすめします。
牛肉のエキスが入っている食材や調味料って意外と多いので、確認しておくと安心です。
牛革など、牛に関連する製品も同様に避けるのが良いかなと思います。
もちろんネパールには、仏教徒やイスラム教徒、キリスト教徒もいます。
カーストによる食文化の違いもあります。
ベジタリアンの人も多いです。
(ちなみに私のネパール人ルームメイトもベジタリアン。)
つまり、食べ物には注意が必要なのです!!
ベジタリアンの人が食べられるものであれば、ヒンドゥー教徒の人も食べられます。
なので、食べ物をお土産として選ぶ時には、
「ベジタリアンの人でも食べられるかどうか」
を1つの基準にしてみたら良いかもしれません。
また、食べ物や肉の話題に関しても、嫌だと感じる人が中にはいます。
編集長のKeiさんは、「牛肉っておいしいんだよ~!」って何気ない気持ちで言ったら、ガチンコで怒られたことがあるそうです。。
とはいっても、ネパール人の中だけでもいろんな人がいるので、そこまで神経質に考えすぎることはないです。
でも、少し頭の隅においておくと、嫌な思いをさせることもなく、お互いハッピーでいられると思います!
ネパールにはさまざま食文化がある!
今回は牛・牛肉についてのお話でしたが、ネパールの食文化のほんの一部です!
ネパールには、ヒンドゥー教、仏教をはじめとした様々な宗教が混在し、生活に根付いています。
日本人にとって宗教は身近に感じることは少ないですが、ネパール人にとっては大事なこと。
宗教や習慣、文化について知ることは大切なことだし、知れば知るほど、ネパールを数百倍楽しめると思います!
気になった方は、もっと調べてみると面白いですよ!
なお(編集長)
アジアの政治を勉強している大学5年生。
1度ネパールに訪れて以来、ネパールにどハマり中。
10ヶ月のフィンランドに留学後、ネパールで10ヶ月間インターンとして活動していた。
現地の人と話したい一心で、ネパール語を勉強している。
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