Day3.爽やかで神々しい快晴の日に起きた下衆すぎる大ピンチ(2170m~2335m)




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Kei

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元ネパールの青年海外協力隊。もうすぐ30歳の男。 ネパールが好きすぎる。No Nepal, No Life. そんなネパールの魅力を伝えたいと思い、 ネパハマを立ち上げました。
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ナマステ!

 

標高4,130mまで登った7泊8日のヒマラヤトレッキング体験記。
前回までの体験記はこちら。

Day2.土砂降りの大雨と地獄の階段祭り(1340m~2170m)

2017.03.27

いよいよ3日目!
天気は爽やかな快晴。ヒマラヤも神々しく見えていた。
そんな神々しい朝に下衆すぎるピンチに襲われるとは…。

果たして無事目的地まで歩けるのか?

大雨とはおさらば!気持ちのいい快晴に、ヒマラヤも顔を出す最高のスタート 

朝起きると気持ちのいい空が広がっていた。
前日の雨を忘れさせてくれるような健やかな晴れ。

このトレッキング中、ずっと雨が降ったらどうしようと思っていたからホッとした。
ヒマラヤの一角、アンナプルナサウスも顔を出してくれて本当に嬉しい。

 

絶好のトレッキング日和。神様、ありがとうございます。

 

テンション上がってワクワクしてたら、ガイドから出発を30分早めようと言われる。
全く問題なし。むしろこんなに天気がいいなら早く歩きたいくらい。

少し早めの朝ご飯はトーストとオムレツとミルクティー。安定の美味しさ。
もともと宿の飯のレベルが高いのか、それとも歩きまくってて腹が減るから美味く感じるのか。
どっちかは分からないけど、どっちでもいいや。だってうまいもん。

 

そんな爽やかで神々しい朝を襲った、下衆すぎる大ピンチ

朝8時出発。出発して早々。身体に異変を感じる。
トレッキングだから足や膝に痛みが走ったと思うかもしれないが、それは少し短絡的。
足も膝も筋肉痛一つない感じで全く問題ない。

 

問題があったのは、お腹だ。
お腹に問題があるっていうと、下痢とかを連想すると思う。

 

ましてやここはネパールだ。
散々、下痢で苦しむ人を見てきたし、自分も月1回苦しんできた。
僕はこれを「男の日」と名づけて言いまくってたけど、全然浸透しなかったが。

 

話が脱線してしまった。
お腹に問題があるって言ったけど、下痢でもない。
むしろその逆なのだ。

形のいいあれがこれでもかってくらい出るのだ。
トレッキングで歩きまくってるので最近、異常にお腹が減る。
それもあって、育ち盛りの中学生くらい食ってるからなんだろう。

 

昨日の晩御飯も食べ放題のダルバート(ネパールカレー)。
ご飯と野菜が何度でもおかわり可能という最強の飯。
何度おかわりしたか忘れたくらい、おかずもご飯も持ってきてもらった。

 

そんだけ食ってたら当然出すものを出さなくてはならない。
だって人間だもの、みつを。
ヒマラヤの神々しさとは正反対の下衆な話だけどしばらくお付き合いを。

 

僕はもともと快調快便なやつで、毎日朝に必ず大きいのを出す。
もちろん、便秘で悩んだことは27年間生きてきて1度もない。
この話をすると、便秘で悩む女子からうらやましがられるからちょっと自慢。

でもトレッキングに来てからは朝に2回出るようになってしまった。
一度に一気に出てくれればこちらとしてもありがたいのだが、気分屋の僕のお尻はわがままヒップなのでなぜか2回に分けて出てくる。
それもなんだか愛らしい。

 

そんな最近のお尻くんだけど、なぜか今日は1回で終わっていた。
「あれ、今日は2回目が出てこないな」とか思いながら出発したら、まさかの出発して5分で猛烈にノックしてきた。
わがまますぎだろ。

 

「ごめん、トイレ行きたいんだけど…」とガイドのアティットに言うと、ちょっと呆れ顔でOKと言われた。
いつもは何でも許してくれる優しいアティットのあの顔を僕は忘れないだろう。

さっきも言ったように僕のお尻君はわがままで気まぐれなのだ。
忍耐強くないのでいつ緊急事態に陥るかわからない。
そのわがままさに振り回されて爆発してしまい、これまで何度天を仰いできたことか。

精神衛生上、一刻も早くトイレを見つけたいところ。
「早くトイレを見つけてくれ~神様、仏様、アティット様」と祈っていたら歩いて数分のところにトイレを見つけてスッキリ。
危機は見事に回避された。

 

水牛の群れに道を邪魔されながらも快調に歩いていく

汚い話にここまでお付き合いいただき、どうもありがとう。
いい加減、ページを閉じられそうなので、トレッキングに話を戻そう。

人間はつよい生き物だ。危機を乗り越えると、強くなれる。
それに加えて昨日の雨とはうってかわって気持ちのよい快晴。
朝のひんやりとした空気と太陽がもたらしてくれる明るさが心地よすぎ。

さらにそれに加えて今日のコースは昨日のような地獄の登り階段があまりないという。
足を前に運ばない方が難しいよねってことで、そんなわけで快調に進んでいく。

歩き始めて1時間くらいは足が温まってないからか、いつもちょっときつい。
でもスリル満点の橋も軽快に歩いていく。

 

あっという間に1時間歩いて、Lowerシヌワに到着。
シヌワにはUpperシヌワとLowerシヌワがあって、文字通り高いところと低いところにあるそれぞれの宿の集落を指す。

ここでポーターのスージャンは休憩所でスマホを取り出す。
結構真剣なまなざしで何度も写真を撮っている。
そこは景色が良かったからてっきり景色が対象かと思いきや、ばっちりキメ顔で自撮りしていた。

ネパールの若者はみんな自撮りをする。
自分が大好きなのか、スマホの写真を見せてもらうと大体自分1人で写った写真がいくつも出てくる。
それを見るとなんか言葉が出ず、気まずくなってしまう。

 

日本じゃなかなか見られない。
でも自分のことが好きっていうのは健全なことで悪いことじゃない。
むしろ良いことだから、自撮りが大好きってことはいいことだなって思ってる。

休憩を終えて、再び歩き出す。
道は階段が続いているが、昨日の階段を登り切った僕に怖い階段なんてない。
っていうのはだいぶ強気で本当は階段は嫌で怖くてたまらないけど、幸いにもなだらかで短い階段がだったので助かった。

途中水牛の大群に道を邪魔をされる。
カトマンズでも道路のど真ん中に牛がドヤ顔で寝そべって、車が通れないっていう光景を何度も見るけどまさかここでも一緒だとは。

 

神聖なエリアに突入!この先、肉が食べれないことに気づき落胆

そんなことがありつつも、また1時間ほど歩いてUpperシヌワに到着。
早くも中間地点に着いてしまった。
どうやら連日の歩きで足がだいぶ慣れてきたみたい。

 

 

Upperシヌワ辺りを過ぎるとこんな看板が。

 

神聖なエリアに入るのでチキンや水牛などの肉を持ち運ぶことは禁止らしい。
さすが神聖なアンナプルナ保護区って思ったのはほんの一瞬。
すぐさま、僕は思いっきり落胆してしまう。

 

勘がいい人はもうお分かりであろう。
この先は肉料理が食べれないってことなのだ。
トレッキングをしてから一切肉を食べていなかった僕。といってもまだ3日目だけど。

 

それは肉料理が恐ろしく高いからだ。
肉が入ってるだけでただでさえ高いゲストハウスのメニューからさらに跳ね上がる。
そうなると少しでも節約したい僕には手が出ない。

 

でも身体は正直。
そろそろ肉が恋しくなってきたので、最終目的地A.B.Cに着いたらご褒美がてら肉を食べようと思ってたけど、それは叶わぬ夢に終わった。

目的地バンブーに到着するも、宿泊部屋が物置みたいでテンションが下がる

気を取り直して歩き続ける。
ヒマラヤも少しだけ見えていていい感じ。

ここからは、森の中を歩くような道がメインになってきた。
森の中になると直射日光が避けられるので涼しくて歩きやすい。
途中ヒマラヤの水が流れてくる滝なんかもいくつかあったりする。

きっとマイナスイオン全開なんだろうなとか思いながら、足を前に進めていく。

 

目的地のバンブーまでは2時間くらいと聞いていたけどなかなか見えてこない。
ちょうどお昼時でお腹も減ってきていたから、ここが今日一番しんどかった。

 

人間やはりお腹が減ってると力が出てこない。
もうすぐ着くと聞きながら、なかなか着かないのもなかなかきつい。

 

それでも2時間ちょっとを歩いたところでバンブーに到着。

 

でもバンブーの泊まるゲストハウスがなかなかいまいち。
部屋はこんな感じ。
写真じゃ伝わらないかもしれないけど、暗いカビ臭い部屋だった。

妻はこの部屋を「物置部屋」と一蹴し、明らかに機嫌が悪くなった。
おおー、恐ろしい。
「地震、雷、火事、親父」と昔はよく言ったけど、親父の代わり「妻の機嫌」っていうのをぜひ入れてほしい。共感してくれる人は多いはずだ。

 

トレッキングシーズンが始まったこともあり、部屋は満室。
キッチンに寝る人もいるとのこと。それを考えたらまだマシかと思うようにした。
この先のゲストハウスはどこも部屋がいっぱいらしく、明日以降の宿が心配になる。

 

まさかこの部屋が原因でちょっとしたトラブルが起きるとはこのときは思いもしなかった。

 

トレッキングコースのゲストハウスにはシャワーがある。
ホットシャワーもあるが、有料。といっても100ルピーとか200ルピー。(100~200円)

ガスなどを運ぶ手間を考えたら妥当の値段だ。
ここ最近は水シャワーを浴びていたが3日ぶりにホットシャワーを浴びた。

 

シャワー後、遅めのランチ。
欧米人はビールとか飲んでたけど、僕にとってこいつがビール代わり。
昔からサントリーの「ほろよい」でガチ酔いしてきた僕にはぴったり。

ミルクティーこと、チーヤ。
もともとネパールの甘いミルクティーは大好きだったけど、トレッキングに来てからはますます好きになってしまった。
砂糖が疲れた身体に染み込んでいく感じでたまらなく美味しい。

 

何杯でも飲めるくらいだけど、カトマンズの4倍もするのでちょっと我慢。
砂糖の取りすぎはよろしくないからちょうどいい。

 

明日はまた4時間くらい歩く。
いよいよ標高も3000m近い。
ヒマラヤが少しずつ近づくのが目に見えて分かるので楽しみ。

 

Day4へと続く。

ヒマラヤトレッキング体験記のバックナンバーはこちら!

Day0.目的地A.B.C&7泊8日の全行程&旅した仲間の紹介

2017.02.22

Day1.不安だらけの出発。(標高900m~1340m)

2017.03.16

Day2.土砂降りの大雨と地獄の階段祭り(1340m~2170m)

2017.03.27
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