なお(編集長)
アジアの政治を勉強している大学5年生。
1度ネパールに訪れて以来、ネパールにどハマり中。
10ヶ月のフィンランドに留学後、ネパールで10ヶ月間インターンとして活動していた。
現地の人と話したい一心で、ネパール語を勉強している。
ブログやってます!
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モイ、ナマステ、こんにちは!
フィンランドからネパールにやってきたなおです。
フィンランドにいる友達が、フィンランドは気温がすでに10度前後だと言っていました。
びっくり。
1年前にはそんな場所にいたなんて…。
カトマンズはまだまだ暑いですが、人々をさらに“熱く”させるのが、
『お祭り』です。
ネパールは「お祭り天国!!」ってくらいお祭りがたくさんあります。
今回は、インドラジャトラという秋の大祭に行ってみたら、生き神様に会えちゃったお話です。
インドラジャトラとは?なんと神様に会える!?
インドラジャトラとは、秋の大きなお祭りの1つ。
インドラ神へお米の収穫ができるようになったことを感謝しお祝いするお祭りです。
インドラ神は神々の中の帝王、天国を司る神様といわれています。
(※お祭りの由来は諸説あるようです。)
旧王宮前広場(ダルバール広場)に聖なる柱(リンゴ)を立て、
最終日に倒されるまで、ダルバール広場周辺は熱狂に包まれます。
インドラジャトラで一番盛り上がるのは、“クマリの巡行”です。
みなさん、「クマリ」を知っていますか?
クマリとは生きた女神で、人々の願望成就の祈願や、占いをおこないます。
クマリは、仏教徒のサッキャ族の中から、様々な厳しい条件をクリアした女の子が選ばれ、初潮を迎えるまで生き神として生活します。
クマリには、自分の足で歩いてはいけない、家族や親しい人以外と話してはいけないなどのきまりがあります。
そのため、カトマンドゥのクマリは、普段は「クマリの館」に住んでいて、人々の前に出てくることはほぼありません。
そんな生き神クマリが、このインドラジャトラでは山車に乗り町中を巡ってくれるのです!
神様にお目にかかることができるチャンス!
そりゃ、盛り上がりますよね。みんな神様に会いたいですもんね!
クマリの巡行は、町の邪気を払い、繁栄をもたらすとされているそうですよ。
どんな姿をしているのかは、写真で記事後半で紹介していますのでお楽しみに!
インドラジャトラでお目にかかれる神様はクマリだけではありません!
普段は人目に触れることのない神像も開帳されます。
その名も、セトバイラブ神。
普段は扉で覆われているので、全体を見ることができないのです。
クマリの巡行、セトバイラブ神の開帳に加えて、広場では神々に捧げる舞が披露されています。
道には、太鼓やシンバルをもって音楽を奏でる音楽隊が。
とにかく大盛り上がりのお祭りなのです。
インドラジャトラに実際に行ってみた!
まず、お祭りに参加する前にネパール人に言われたこと。
「人が多いし、押されたりするから気をつけてね。荷物もちゃんと守ってね!」
祭りだし、混雑しているんだろうな〜と思って甘くみてました。
ダルバール広場に向かう途中、またもや、
「ほんとに人が多いから、とにかく気をつけて!」
と言われ。どんな祭りなん!と思いました。(笑)
そうこうしているうちにダルバール広場につきました。
周りを見渡してみると人、人、人!
ネパールに来てから、2番目くらいに混んでいたと思います。
(ちなみに1番は、ラッシュ時のバスの中。笑)
こちらはセトバイラブ神。
人だかりができています。
やっとのことで写真を一枚取ることができました。
ダルバール広場から少し先へ進むと…
たくさんの音楽隊が!!
どうやら山車が向かってくるよう。
見てくださいこの人だかり。
この雰囲気なかなかないと思います。
この様子を見ただけで、このお祭りがいかに大きなものなのかが、お分かりいただけると思います!
(正直、人が多すぎてびびりました。)
クマリを一目見ようと、クマリからの花をもらおうとみんな必死になっている様子がうかがえます。
こちらが生き神様のクマリ!
大きな山車に乗って、町中を巡っている途中です。
「神様」に会うってとても不思議な気持ちになりました。
行ってよかったです。
クマリに会うために、お祭りの日程を知っておこう!
インドラジャトラは毎年日程が変わりますが、だいたい9月の初旬の8日間で行われます。
ネパールは独自の暦を持つ国なので、西暦にすると毎年日程が変わってしまうのです。
ちなみに、2017年は9月2日からでした。
8日間お祭りはあるものの、クマリに会えるのはそのうちの3日間だけ!!
見逃すことのないように、
インドラジャトラで行うイベントの日程をご紹介しておきますね。
1日目
ダルバール広場周辺で、“聖なる棒”を立ち上げるイベントが行われます。
この棒は、カトマンドゥ中心部から離れたところで、ヤギに選ばせ、人の力でカトマンドゥのダルバール広場まで運ばれて来ます。
3日くらいかけて、引っ張ってくるとのこと!
夕方からは、舞踏団が来て、神様のお面をかぶって踊りを行います。
お面の中に神様が宿るとも言われているため、お面つけて舞うそうです。
2日目
夕方に、仮面舞踏が行われます。
3日目
3日目が一番重要な日です!!
クマリの山車が町を巡礼します。
この日はネワール族が住んでいるエリアを回ります。
地元の人たちが、“Upper area”と呼んでいる場所になります。
参考までにルートを書いておきますね。
・Basantapur→Maru→Atkonarayan→ Chikanmugal→ Nhugha → Lagan → kohiti → Maru → Basantapuru
4日目
この日もクマリの巡礼がありますが、3日目とは違うエリアを巡ります。
“Lower area”と呼ばれる場所です。
Basantapur→ Pyaphal Tole → Yatkha Tole → Nhyokha Tole → Bangemuda Tole → Asan Chowk→ Indra Chowk → Makhan Tole → Hanuman Dhoka→ Basantapur
5日目~7日目
夕方に、仮面舞踏が行われます。
8日目
最終日も、クマリの山車が町を巡礼します。
巡礼ルートは、こちら。
・Basantapur→ Pyaphal Tole → Yatkha Tole → Naradevi Tole → Janabahal Tole → Makhan Tole → Basantapur
そして、初日に立てられた聖なる棒が倒されお祭りが終了になります。
クマリに会えるのは、3日目、4日目、8日目!
ちなみに私は、クマリに会いたかったので3日目に参加しましたよ。
見たいイベントに合わせて、日程を調整するといいですね。
お祭りの情報は、ネパール政府観光局のページでチェックすることができます!
リンクはこちら!
お祭りに参加して、ネパールの雰囲気を満喫しよう!
お祭りに実際に行ってみて、ネパールの文化が凝縮されているなあと感じました。
地元の雰囲気にどっぷり浸かれる経験となりました!
インドラジャトラに合わせて旅行を組むのも楽しいと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
インドラジャトラのメイン会場、カトマンズのダルバール広場は、タメルチョークから徒歩15〜20分くらいです。
向かう途中には寺院や仏塔がたくさんあるのでお参りしながら歩くのもいいかもしれません。
もちろん、お店もたくさんあるのでお土産を見ながら歩くのもおすすめです。
以前紹介した、インドラチョーク・アサンもこのあたりです。
ただし、お祭りは本当に混み合います!!
荷物の管理や安全には十分に気をつけて、楽しんでくださいね!
カトマンズのダルバール広場!
なお(編集長)
アジアの政治を勉強している大学5年生。
1度ネパールに訪れて以来、ネパールにどハマり中。
10ヶ月のフィンランドに留学後、ネパールで10ヶ月間インターンとして活動していた。
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